商標出願をしないとどうなる?事業者が知っておきたい商標登録のメリットとリスク2/3
2026/8/2
商標登録するとどんなメリットがあるのか
安心して事業を続けられる
商標登録の最大のメリットは、商品名やサービス名を安心して使い続けられることです。
せっかく考えた名前で事業を始めても、後になって権利関係の問題が生じれば大きな負担となります。
商標登録によって自社ブランドを保護しておくことで、そのようなリスクを減らすことができます。
会社の資産になる
商品名やサービス名のブランド力は、事業を続けるほど成長する重要な資産です。
例えば、商標登録にかかった費用が数十万円だったとしても、ブランド力が成長すれば、その商標権の価値は数百万円、数千万円、場合によってはそれ以上になることもあります。
金融機関から融資を受ける際や事業譲渡を行う際には、そのようなブランド価値がプラスに評価されることもあります。
商標登録は単なるコストではなく、将来価値が成長する資産への投資という側面もあります。
商標出願は「事業保険」と考えると分かりやすい
火災保険は火事になる前に加入します。
生命保険も病気になる前に加入します。
多くの方は、
「問題が起きてから入ればいい」
とは考えません。
商標も同じです。
第三者に商標登録されてからでは、取れる対策が限られてしまいます。
商標出願は利益を生み出すための投資というより、大切な事業を守るための保険と考える方が分かりやすいかもしれません。
商標権の存続期間は基本的に10年です。しかも何回でも更新可能です。
商標登録には10年分の登録料をまとめて支払うため、高額な費用がかかると感じる方は少くありません。しかし、商標出願や登録に必要な費用を10年間で考えると、月額に換算すればそれほど大きな負担ではありません。
一方で、名称変更や権利トラブルが発生した場合の損失は、その費用を大きく上回る可能性が高いです。
事業保険の一種として商標出願しておくことをお勧めします。